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脳血管性認知症

脳血管性 認知症

脳機能が病的な低下を示す場合は認知症であることが多く、痴呆と呼ばれていた症状との区別は見かけ上は困難な場合が多かったようですが、現在では脳内診断機器の発達やその他の診断手法の発達によって、確実に診断できるようになっています。

病的な場合は痴呆症と呼ばれていましたが、厚生労働省の用語検討会によって「認知症」への言い換えを求める報告がまとめられ、「痴呆症」の語が廃止され「認知症」に置き換えられました。

認知症のうち半分がアルツハイマー病で、3分の1が脳血管性認知症、レビー小体病他の認知症が10%余りと言われています。

アルツハイマー病は、脳を構成している神経細胞が通常の老化よりも急速に、いわば病的に減ってしまうことによって、正常な働きを徐々に失っていき、認知症(痴呆症)になっていく病気です。原因は遺伝的な要因に加えて生活環境の影響が重なり、発病すると考えられています。

脳血管性認知症は、脳血管障害によって神経組織が壊れて、その結果認知症が現われるものです。脳血管性認知症の原因としては、脳梗塞の多発によるものが大部分を占め、脳血管障害により脳の血流量や代謝量が減少し、その程度や範囲は認知症の程度と関係するようです。

脳血管性認知症の症状の特徴としては、障害された部位によって症状は異なり、めまい、しびれ、言語障害、知的能力の低下等にはむらがあるようで、記憶力の低下が強いわりには判断力や理解力などが相対的によく保たれている場合があり、症状は日によって差が激しいことがあるようです。主に60歳以後に現れ、アルツハイマー病に比べて男性に多いと言われています。

この脳血管性認知症はアルツハイマー病とよく似た症状が現れますが、アルツハイマー病は徐々に悪くなるのに対し、脳血管性認知症は階段状に悪くなるとか、症状の動揺があるのが違いです。

アルツハイマー病と脳血管性認知症を見分けるためには、脳のCTやMRIという画像検査により、脳血管障害の程度を検討することになります。

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