老健大会(沖縄)で光療法の口演発表 | 認知症・昼夜逆転・夜間せん妄

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老健大会(沖縄)で光療法の口演発表

2012年10月の老健大会(沖縄)では、高照度光療法の認知症に及ぼす影響に関する口演発表が7件も行われました。これまでそれほど取り上げられなかった光療法ですが、一気に関心が高まり老健施設全体に広がりを見せています。

いずれも認知症の入居者の睡眠障害を改善することにより、夜間せん妄だけではなく、その他の認知症の周辺症状の改善が確認されており、本人のQOL改善に加えて介護負担も減っていることが見て取れます。その効果の高さと改善範囲が周辺症状全般に及ぶことを考えると、入居者や介護者にとってひじょうに有効な方法であることが現場からのメッセージとして伝わってきます。

認知症に光療法を適用した口演発表
口演題名 発表者 光照射
光療法が認知症に及ぼす影響について
抄録
介護老人保健施設 坂田メディケアセンター
岩佐 暁彦
光療法ルーム
光療法で睡眠リズムを整える
発表スライド抄録
介護老人保健施設 石きり
田井中 睦、杉本 玲子
ブライトライトME+ Pro
なぜ、光を浴びたら眠れるの?
高齢者の睡眠障害と光同調因子の関与
発表スライド抄録
介護老人保健施設 カトレア六甲
山田 興治、大内 亮太、佐々木 延子
ブライトライトME+ Pro
人工的な光を取り入れた生活の活性化を目指して
発表スライド抄録
介護老人保健施設 高齢者ケアセンターのぞみ
長島 桂悟、福島 隼人
ブライトライトME+ Pro
認知症入所者の昼夜逆転への取り組み
~朝の太陽光の活用~
介護老人保健施設 ディーパあかね
湯口 智恵、川口 江美
日光浴
認知症利用者への「光療法」の実施
日光浴でQOLを向上させよう!?
介護老人保健施設 やすらぎ
小川 守
日光浴
夜間浅眠者へのアプローチ
~サーカディアンリズムを整えよう~
介護老人保健施設 あじさい
高村 早苗、白水 裕子
日光浴

坂田メディケアセンターは、平成13年から光療法を実施している先駆的な施設で、食堂全体が光療法ルームとなる大規模設備を有しています。この施設では、当初から認知症に対する光療法の効果を確認しておりましたが、東日本大震災に起因する節電により約6週間ほど光療法を中断した時の影響に関して調査しており、31名もの大量のデータを一度に取得しています(その時期の入・退所者等を除き全期間を通して継続入所していた利用者)。認知症の周辺症状に関して多方面から調査し、光療法を中断することによる悪影響を明確に捉えた価値ある調査発表で、ひじょうに説得力がありました。

石きりでは、認知症で昼夜逆転・夜間頻尿によりベッドからの転落が多かった入居者に1年4ヶ月にわたる長期の光療法を実施した結果を報告しています。効果がでるまでには時間がかかっていますが、夜間に睡眠がとれるようになってからは危険行為が少なくなり、低床ベッドから標準ベッドに変更しています。夜間にナースコールがあっても再入眠できるようになり、介護負担も大きく低減しています。また光療法の効果を伝えるため、家族とコミュニケーションをとる機会が増えました。

カトレア六甲では、文献ではほとんど触れられていない睡眠相前進症候群の方に取り組んだ報告を行っています。体内時計が進んでいるため夕食後(19時頃)すぐに入眠し、深夜1~2時頃より覚醒して朝まで起きている状態でした。夕食前後に高照度光を照射して入眠時間を遅らせ、最終的に22~23時に入眠して朝5~6時まで眠るまでに改善しています。同時に転倒が無くなり精神的にも落ち着き、マット対応から通常のベッドに戻しています。特筆すべきは、一度光療法を中断して症状の悪化を確認し、再度光療法を再開して改善効果を確認している点です。

高齢者ケアセンターのぞみでは、対象となった認知症入居者の睡眠状況・食事摂取量・排泄回数・気分・生活状況・具体的な発語などを詳しく幅広く調査しています。特に、光療法で排便(便秘)を改善するというテーマに取り組んでいることには驚きました。質の高い睡眠がとれることによりレクレーションに参加する等の日中活動量が増え、水分摂取量もふえたことにより、3日に一度の座薬使用から、2~3日毎の自然排便に改善されています。睡眠を改善をすることにより得れる改善範囲の広さを痛感した事例です。

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